VP-40
VP-40のP-3Cと出会うのは何年振りだろう。2007年の三沢基地以来とすれば17年ぶりと言うことになる。 嘉手納に定期的に訪問するようになった2007年以降、嘉手納にVP-40が一度半年のローテーションで常駐していた時期があったが、確か2013年の上期と思うがその時期のみ嘉手納に行っていなかった。当時 尾翼にうっすらと書かれたカジキのマークは初めてのものであったが小さな”QE”のレターがあったり無かったり・・・最近の動きに逆らうように地味である。
 2014年の下半期 VP-46”RC”と交代して嘉手納に配備されたVP-40を年末ぎりぎりの2014年12月に追ってみた。2014年6月から嘉手納配備されたVP-40のP-3Cの尾翼には、1970年代初期の頃のオリジナル?カジキであったが、またまたテールレターが書かれていなかった。
私の会社のオーナー社長もカジキ釣りが好きで若い時はよく出かけたようだが 4メートル近い大きさまで成長するカジキを釣り上げるのは、大変だろう・・・この魚 気が強いので クジラなどに縄張りを侵させると自分よりはるかに大きいクジラの横腹に突進して 永いくちばしを突き立てると言うから恐ろしい!!時速100K以上にスピードで突進されたら逃げようがないのだ。そんな性格からこの部隊のインシグニアにも選ばれたのであろう。
そう言えば ”カジキ”について 永いこと疑問であったのは、あの長い槍のようなくちばしは何に使うのか?だったが・・先日テレビを見て驚いた。子魚の群れに入り あの長いくちばしを群れの中で振り回していた!するとそれに運悪くぶつかった魚は気絶してしまい彼らのえさとなるのだ。まぁ カジキにも相当な種類があるが[ Marlin ]は、マカジキ・クロカジキの事であり イギリスの複葉雷撃機ソードフィッシュ[Swordfish]は、メカジキだそうだ。
Wings
12月15日に引き続き 天候の悪化した16日にも訓練の為にランウェイ23Rのエンドに向かうVP-40 QE-314.この機体は、尾翼のチップに黒のラインを入れている。この他にQE-999にもラインがあったが 確認できたのは、この2機のみ。
2014年12月15日 早朝07:15 今日の哨戒任務に出るためタキシーウェイを転がるVP-40のP-3C。

2018年1月18日 嘉手納を離陸するVP-40のP-3C 尾翼のマークは、創設当初のVP-40の古いインシグニアでスズメバチが潜水艦を攻撃する絵柄である。。

↑ 2019年5月13日 嘉手納にて撮影。P3-C BNUP+(VP-40所属) 
2019年5月 嘉手納基地のNAVYエプロンには、VP-5のP-8Aの他に 数機のP-3Cが確認されたが、すべてノーマークの機体。この年の5月から9月まで VP-40が配備されていたようである。↓ 下のハンガー付近の2機は、161132と161408と思われる。
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VP-40の機体の中で チョコバーをぶら下げていたのは、このQE-586と下の小写真にあるQE-596の2機であった。
上の写真撮影から 約1年5カ月経過した2016年4月 再び嘉手納基地のネービーエリアに展開していたVP-40。4/11〜4/13の3日間 天気は悪かったが チョコバーをぶら下げたP-3Cは、天候に関係なく毎日フライトした。3月7日から 朝鮮半島で行われている史上最大と言われる「フォール・イーグル」演習が南北間の緊張を高めていることもあり 嘉手納の偵察部隊も忙しいようだ。
上のP-3C(QE-589 Bu,No,161589)は、カジキのマーキングを入れる前には、VP-10 (LD-589)だったようで 尾翼の両面に旧塗装の跡が残る。
カジキのマーキングも落ちかけたP-3C(158934),この機体は、昔VP-24(LR-6)やVP-11(LE-934)などすでに解散した飛行隊で使われていた事もある。VP-40は、2016年3月から嘉手納に配備された関係か多くのP-3Cがノーマークであった。